生命のメッセージ展

2011年10月15日 19時54分 | カテゴリー: 活動報告

その2

次に、もっと強くなれといじめられている子に大人は言います。
いじめに耐えているだけでじゅうぶん強いです。
「優しい心が一番大切だよ」。香澄さんが残した言葉です。
この言葉を聞いて誰が香澄さんを弱いなんて決めつけられるでしょうか。
一人ひとり個性が違う。物事の感じ方も違う。
やり返すことを強さととらえる人もいれば、黙って耐えることが強さだと感じる人もいる。
強くなれなんて無責任な言葉は使ってはいけないのです。

それと同時にいじめられている人に原因があるという言葉も無責任だと感じています。その人の気持ちもわからずにそんなこと言う権利なんかないのです。

そのままのその子を認めてあげること。
そのままでいいんだと教えてあげること。
いじめられている子には大切なことだと感じました。

そしていじめている子にも同時にケアが必要です。
前の日まで人をいじめていて、次の日にいきなり改心しているなんてことはないのです。
いじめがいけないとわかっても自分ではどうにもできないのです。止めてくれることを待っているのです。
被害者、加害者双方のケアが必要なんだと感じました。

印象に残っている小森さんの言葉は、被害者は、人数が多いほど心の傷は深くなる。加害者は人数が多いほど罪の意識は軽くなるという言葉です。

いじめという問題は根が深い。
だからこそ、学校の先生だけではない。親と子の関係だけではない。そこに地域が関わらなくてはいけないんだなと感じました。

色々な関係が薄くなっている今だからこそ、地域のコミュニティが必要なんだと感じました。クッションというか、潤滑剤というか。地域で子どもたちを支えるシステムが必要であると考えます。

いじめ自殺というとっても難しい問題についてお話をしてくれた小森さんに本当に感謝をしたいです。これからもこの難しい問題について考えて行きたいと感じています。