東村山むさしの認定子ども園に視察に行ってまいりました

平成27年4月から昭島市にも認定子ども園が開設されます。
保育料の値上げかと思われた今回の新保育料体系の設定について、児童福祉審議会では、
現行の保育料と保育短時間(8時間)では、大幅な値上げはなくほぼ現行のままになることが明らかになりました。
ただ、所得階層が現在は26区分と細かく分けられていますが国の8区分を基本に、18区分となることと、今までは所得税を基準として算出されていましたが、市民税を基準に算出されることになることから、多少の値段の前後があり得ると考えられます。

東村山にある、「東村山むさしの認定子ども園」に視察に行ってまいりました。
もともとは幼稚園の経営をしていましたが、幼保連携併設型へ移行しました。
幼稚園と保育園が向き合うように立っており、その間には木々や遊具等があります。
幼稚園に通う子は、保育園のように朝7時から19時まで延長保育ができますし、保育園に通う子は幼稚園で行う幼児教育を受けられるようになります。
幼稚園のお迎えと、保育園のお迎えでは迎えに来る時間がちがうということからセキュリティ面は非常に気にされています。保育園に通うお子さんを迎えに来る親御さんにはカードキーが渡されています。しかしながら、地域に開かれた子ども園をめざしており、お試しで園庭に遊びに来ている親子連れのかたもたくさんいらっしゃいました。
また、学童のような機能もあって、園を卒業した小学生達が、学校が終わってもあそびに来るのだそうです。幼稚園、保育園、学童(今はまだ学童の様な機能もある状態)、そして、地域の公園としても活用してもらいたいとの思いもあるようです。幼稚園と保育園に挟まれて公園があることと、保育士さん達等が使うミーティングルームもガラス張りになっているので、園庭の様子もよくわかります。
厳重なセキュリティーと大人の目が常にある状態で子どもを見守る事ができます。
新しく作られた保育園はまるでホテルの様な素敵な建物でした。その上、機能性も高くてよく考えて作られているなぁと。そしてなにより、テレビアニメのキャラクターがいない!このせいでなんだか大人の雰囲気なんだわぁと感じました。使われている木だったり、置いてある小物もとても素敵でした。本物に触れることで子どもたちはいいものを自然に知って育っていくことが大事であると考えているそうです。

これだけ素晴らしい園だとお値段が気になる。。
国から認定子ども園へ出るお金は2億だそうです。この園は6億かかって作られています。残りの4億は借金になっているそうですが、赤字にはなっていないとのこと。すごい!
気になる保育料は普通の保育料+5000円だそうで、そこで差別化をはかっているとのこと。
いいものは口コミで広がるという自信があるからできることなんだなあと感じました。確かにこんなにいい環境に自分の子どもを置いてみたいと誰もが思うはずです。
ただ、自分が母親になった時に+5000円をどう思えるかって私の中では大きい話ですね。

園長先生もとても制度をよくわかっていて、それでいて幼稚園、保育園のいいところを引き出そうと常に考えられている熱意がひしひし伝わってくる方でした。

昭島にできる認定子ども園もきちんとしたビジョンを持って子どもたちを第一に考えた誰もが居心地のいい素敵な場所になると良いなと思いました。

 

 

次の記事

夏といえば