鹿児島環境未来館について

2018年5月17日 19時21分 | カテゴリー: 活動報告

鹿児島環境未来館は平成20年10月10日に開館しました。

市民や事業者が環境について関心や理解を深め、日常生活や事業活動において自発的に環境保全活動を実践するとともにその活動の輪を広げていくことを促進するため設置されました。

鹿児島実業高校の移転に伴い空いた土地に建設された、環境未来館。施設は2階建てで一階は展示学習ゾーン、リユース・リサイクルショップ、リサイクル工房、実験学習室、食工房などがあり、二階は多目的ホール、研修室、活動支援室があります。

建物の理念は「緑の大地」ということで『緑の創出』をする、「自然との共生」ということで『自然の恵みを最大限に活用』をするということが大きく掲げられています。

緑の創出では、敷地全体を使い豊かな緑を創出し地球温暖化やヒートアイランド現象などの対策に貢献することや敷地全体を四季の変化を楽しめる潤いのある緑の広場とし多くの人に親しまれる施設にすること、屋上を全面緑化し、緑にとけ込み、建物を主張しない施設にすることが謳われています。実際、施設の入り口まで続く道には藤棚があり、春にはきれいに咲くそうです。藤棚のある方を太陽の光直下では全く温度が違います。そのこともよくわかるようになっています。また、屋上が全面緑化で地面から緩やかな坂道になっていて登れるよう丘のような形をしており、遠くからみるととても不思議な建物に見えます。

自然恵みを最大限に活用では屋上や建物周囲の緑化による空調効果や地下水や雨水の空調、散水などへの活用、敷地全体の卓越風を取り込む建物配置、太陽の光を取り入れ温かみあふれる建物になっています。

展示についてはゾーン1、世界はつながっているとし、海に流れ着く漂着物をアートにして飾っています。私たちの人類の営みは互いに影響しあう関係だということを伝えています。ゾーン2は地球はすでに限界を超えているとし、様々な人類の経済的な活動が飢餓や環境汚染を進めていることが地面に埋められた36枚の写真から感じ取ることができます。ゾーン3は私たちがしてきたこと私たちがすべきこととしてビニール傘やタイヤなど廃材が飾られています。また、私たちがどんなことができるのかを考えられるようなものがたくさん置かれ、手に取り実際に考えてみることができます。ゾーン4はあの日に帰って考える今日という名の未来とし、昭和46年の教室を再現し、そこで映像をみながら学習することができます。

環境未来館の基本的事業は環境学習の推進、環境情報の提供、環境学習・保全活動の支援、人材の育成、リユース・リサイクル活動の促進です。実際私たちが視察に行った日も市内から小学生が見学に来ていました。たくさん見て、さわって、感じることで子どもたちは夢中になって勉強していました。環境学習は年160回も行っているそうです。来館者数も一時期減ったもののまた伸びてきています。年12回の楽しいイベントや市民団体がたくさん活用できたり、市民に愛される施設となっているのではないでしょうか。地球に生きる一人としてとっても考えさせられる施設でした。また、昭島市にある環境コミュニケーションセンターもまだまだ活用の余地があると思わせてくれる施設でした。今後はリニューアルもされていくそうなので、鹿児島に行った際はぜひ見てきてほしいと思います!