九月一般質問~その1~

2012年9月9日 18時11分 | カテゴリー: 活動報告

相変わらず暑い毎日が続いています。
この暑さに辟易しておりますが、8月31日に無事一般質問が終わりましたので、今回の質問をUPさせていただきます。

今回質問したのは2点。
若者の精神保健の取り組みについて
次世代のまちづくり参画の取り組みについて
です。

8月に東京生活者ネットワークで精神保健の視察に行ってまいりました。
若者の精神保健の問題はキレる、いじめ、アルコール薬物、引きこもり、自殺などがあり、また、その特徴は病気か否か本人もわかりずらく、どう対処したらいいのか、どこに相談したらいいのか分からない、発展途上であるために、確定診断の難しさなどの問題が多くあります。
15歳から39歳までの死亡原因第一位は自殺。またリストカットなどの自傷行為の経験を持つ若者は中学生で男子8.3%女子は9.0%です。
自殺やリストカットを行う若者は何らかのこころの問題を抱えているそうです。

こころの医療センターにあるユースメンタルサポートMIEでは中高生のためのメンタルヘルス授業や学校絵のアウトリーチ支援を行っています。

何故中高生かというと、不登校や引きこもり、自傷、睡眠障害、不安、抑うつ気分、注意・集中の欠如、強迫的思考・行動といった精神疾患の可能性があるものについて、本人や家族は何らかの援助を求めています。しかし、治療に至るまでには長い時間がかかります。精神疾患においても、早期に適切な治療を行うことは重症化や慢性化を未然に防ぐ上で重要であり、若者や家族が利用しやすいシステムを構築することは、地域におけるメンタルヘルスリテラシーを向上する上でも有効であると考えているからだそうです。

早期発見、早期治療を目的とし、学校内組織とユースメンタルサポートセンターMIEの精神科医、看護師、臨床心理士、精神保健福祉士などの多職種チーム、生徒と保護者の連携で問題解決にあたります。具体的には学校組織との学校支援会議で情報交換をしながら連携して生徒や保護者に対して情報提供、相談支援、家庭訪問、相談支援治療をおこなっています。

ユースメンタルサポートセンターMIEで受けた相談はYAC(ユースアシストクリニック)につなげられ、一つのケースに一人のケースマネージャーがつきます。本人と家族、医師のカウンセリングにもケースマネージャーがつきます。若者は、最初は患者意識を持たないため、問題解決型の協働志向でないと積極的に参加してもらえないそうです。また、家族支援も同時に行われていきます。このようにいろいろなケースの問題を慎重に観察し、それに対して適切なアプローチをして、若者を日常生活へ戻していく取り組みをしています。

そこでの課題は教育、就労、福祉、医療を貫く横軸としてメンタルヘルスを位置づけること、若者の視点から施設や活動を捉えなおすこと、若者医療をライフサイクルに沿った医療に正当に位置付けること、家族支援を必須の支援コンポーネントとすることだそうです。こうした個別支援のほか若者の自殺予防事業や医療との連携、内科の医師等にも心の医療へつなげてもらうよう啓発をしたり、中学生や高校生に精神保健授業を行ったり、就学、復学支援なども行っています。また、ほとんどの思春期のメンタルヘルスの問題はカウンセリングでなおるそうです。相談事業の強化も必須と考えます。

若者たちのメンタルヘルス支援についての取り組みが遅れていることも大変問題であると考えます。昭島市では七月にいじめのアンケートが行われ今までとは全く違った結果になりました。いじめの問題からうつ、統合失調症へ陥るケースもすくなくありません。このなかなか見えづらい問題も一つのきっかけとしてアンケートなどを行い、若者自身に自分の心の問題に気付かせる、ということも重要かと思います。

細目1若者の精神保健についての市の基本的な考え方

細目2学校へのアウトリーチ型支援について、こども自身のアクセスの仕方などはどうなっていますか、また子どもたちに心の問題の周知、啓発をしていく考えはあるのでしょうか、こどもたちの心の問題の実態把握の調査は現時点ではしているのか、またしていく予定があるのか、病院などと連携して問題を考える話し合い等行うことは考えているのか

という質問をしました。

昭島市の答弁としては若者の精神的な悩みや若者のこころの病等の相談については相談内容に応じて多摩総合精神保健センター、多摩立川保健所、子ども家庭支援センターなどと連携しながら対応をしていくとのこと。

学校のアウトリーチ支援についてはアクセスは教育相談室やメール相談、あきしまキッズナーなどを通して関係機関につなげるとのこと。周知啓発については精神疾患にならないための指導をしているそうです。
実態把握の調査は行っていない、これからも行うつもりはないそうです。話し合いの場については「研究」。

つまりは何もしないし、現状で十分対応できるのだそう。
本当にそうなのでしょうか?いじめの問題と同じようにきちんと耳を傾けて行くことが必要なんではないでしょうか。

昭島市では精神保健については大きな課題であるととらえているようなので、是非これから精神保健についての施策が進むように今後も注視、質問を続けて行きます。