よるカフェVol.10「意外と知らない『香害』の話」 終了しました。

2017年12月11日 12時12分 | カテゴリー: 活動報告

昨日、よるカフェが終了いたしました。

参加人数は三人と少なかったですが、講師の小林美沙さん、そして参加された方々と気軽に話ができる空間で、とても充実した時間になりました。

私たちは日々体の中にたくさんのものを取り込んで生きていますが(食べ物、飲み物、肌に触れる化粧品など)実は食べ物や飲み物などは、一生涯に人間が摂取する重量比では15%程度。室内空気や施設内空気が69%もあるそうです。

そして人間が一日に摂取する空気は一日18キログラム!そんなに空気を吸って生きているとは思いませんでした!

WHOの空気質ガイドラインでは「健康に対する人権」が記されています。

「全ての人は健康的な室内の空気を呼吸する権利を有する」とあります。
そこには私たちの健康と周りの環境を分けて考えることはできないのだということがわかります。

いったん息を吸うと、その空気が約一分で全身を駆け巡るそうです。私たちは毎日呼吸をしています。それを一日何万回と息を吸うわけですから、その影響たるやすごいことになるのは簡単に理解ができます。

嗅覚はとても敏感です。(鈍感になりやすくもある)嗅覚は大脳辺縁系にダイレクトに届くそうです。大脳辺縁系の近くには記憶をつかさどる海馬があります。海馬は直近の出来事の記憶をするところで、嗅覚が脳を刺激するということから、認知症のかたへアロマテラピーで治療をするということも行われているそうです。

いい匂いは体にいい影響をもたらし、悪い匂いは体に悪い影響をもたらします。また、私たちがいい匂いだと感じても体にとっては悪い匂いと脳が感じれば、それはいい匂いに感じても体に悪い影響を与えます。

また、子どもは大人より影響を大きく受けます。一日に吸う空気は一緒なので、体の小さい子供たちは受ける影響が大体大人の二倍といわれています。また、物質は下に落ちていくので、例えば消臭剤や空気を清浄するとうたわれるものをシュッとした場合も、背の低い子どもやペットなど、低い位置にいるものの環境影響を考えていかなくてはいけません。

食べ物、飲み物、空気など様々な科学物質を取り込んでいく日常。ある日、体の中のコップにためていた悪いものがあふれ出てしまうと、アレルギーやアトピー、化学物質過敏症などを引き起こしてしまう要因になります。

つまり普段からコップに悪いものをためない生活が必要になるわけです。

家の中は実は化学物質であふれています。横浜大学で出た建材による室内空気汚染という研究結果では室内の空気が大気中の化学物質よりもいかに汚染されているか見ることができます。

生活の中で空気と一緒に私たちの体に入ってくるものは洗剤、柔軟剤、ドライクリーニング材たばこ、芳香剤、消臭剤、新建材、壁紙を貼る接着剤、殺虫剤、香り付き文具など本当に様々な匂いとともに生活をしています。

食べ物や化粧品などは表示され中身を見ることができますが、実は香りは雑貨扱いになるため香料としか書かれておらず、見分けることができません。食べ物よりも人生の中でずっと多く摂取していかなくてはいけない空気のことを考えないといけませんよね。

また、においを消す物質の中には第4類危険物が入っていたり、シックハウスで有名なトルエンの一万分の一の量で大きな健康被害が出るといわれているイソシアネートというものが入っていたりと、劇物がにおいを消すものとされるものに入っていることがわかっていますが、日本では規制が全くない状態です。

こわい!自分も匂いで気分が悪くなることがあるので、本当に早く規制を作ってもらいたいと感じました。

お話を聞いた後はケーキを食べながら様々な質問や気になることをみんなで和やかにお話しながら終了となりました。

これからも気になることなどの勉強会もしながら、イベント的なこともしながらよるカフェを行っていきたいと思います。

ぜひ、次回も告知をしますので参加していただけたらと思います。