今回は長野県松本市長の菅野市長の講演を聞くことが出来ました。
私は菅野市長のお話がずっとずっと聞きたかったので、本当に嬉しかったです。
まず冒頭のお話でTVタックルのお話が。
私も年末テレビを見ていて不思議に思っていたことだったのでタイムリーな話題をきけて、わくわく。
やっぱり飯田哲也さんとともにTV側の意図で原発推進派の席に座らされたそうです。飯田哲也さんは放射能低線量被爆は健康被害がないというほうへ座らされていたと思います。
二人で、「おかしいですねー笑」というお話をしていたそうです。本当にTVって言うのは面白ければそれでいいんでしょうか。
やっぱり、信用できないなーと思ってしまいました。
冒頭のお話はそれくらいにして、今回のお話は
「放射能被爆から子どもたちを守るために国、自治体、市民がすべきこと」
と言う題でお話してくださいました。
本当にためになるお話でしたので、私の覚えている限りを書いていこうと思います。
最初に出てきた写真は広大な大地の写真。
大地の向こうには森林があって、そのむこうには地平線。
何も思わないで見ていると、素敵な景色だなぁとか思ってしまうのですが、実は、チェルノブイリ原発事故で入る事の出来なくなってしまった場所の写真でした。
大地には事故前はたくさんの農作物が栽培されていたそうです。
今は何も作れない、入る事さえ出来ない。
一見何もないところのように見えるのに、そこには大量の放射性物質があるのです。
何にも使えないただの土地。そこには昔たくさんの人の生活があったのです。平穏な日々を奪われた人たちの感情を考えると、胸が締め付けられる思いでした。
菅野市長が始めてチェルノブイリを訪れたのは1991年、事故から5年後のことでした。
菅野市長がチェルノブイリ原発の前で撮った写真。
4号炉は石棺と呼ばれています。
菅野市長の後ろに立つ4号炉は鉛を流し込んだ後にコンクリートで固められたそうです。重々しい空気が流れているように感じました。
続いてガイガーカウンタで原発周辺をはかっている様子の写真が出てきました。みんな口を覆っています。
ガイガーカウンタがなりっぱなしなんだそうです。
目に見えない放射性物質を内部に取り込まないようにみんなが口や鼻をおさえている光景はなんだか異様でした。続く。