ヒノキの季節

三月議会も終わり、今週から朝遊説を開始したばかりなのですが、早速雨になってしまいました。

今悩まされているのはヒノキの花粉です。杉の花粉がひどいと思っていたのですが、どうやらヒノキの方が二倍も三倍もひどそうです。去年まではこんなことがなかったような気がするのですが。。。

さて、三月議会では若者施策を質問しました。

二月に、内閣府パーソナルサポートサービスモデル事業、横浜市委託事業の「生活・しごと∞わかもの相談室」の活動報告会へ行ってまいりました。運営は「一般社団法人インクルージョンネット・横浜」です。様々な若者支援をしているNPOや司法書士会や、弁護士会等15団体がつながって、問題を持つ若者一人一人に寄り添った伴走型支援をおこなってきました。今年の3月で内閣府のモデル事業が終了となりましたが、若者から、またはその家族からやめて欲しくないとの声があり、サポートをしてきた団体もこの制度は絶対に必要であると考えているようなので、今後は生活支援戦略に引き継がれ事業を縮小してこれからも続けて行くそうです。

横浜パーソナルサポートサービスは、2010年12月に開設されました。就労、住居、生活、こころ、人間関係など、様々な生きづらさをワンストップで相談できる場所です。2年間で、相談件数一万件以上になります。登録者数は700人以上。その半数以上が仕事関係に対する相談です。続いて多いのがメンタルの相談、その次がDV等の家族関係、そして衣食住等の生活関係が続きます。そして何よりも問題だと感じるのは、一つの相談の背後にはもう一つ、二つと様々な問題が絡み合って起きており、その絡まった糸を全て取り除いてあげなければ本人が本当に自立していくには難しいということです。仕事の相談できても、その背後にはメンタル、家族問題、多重債務などの問題があることは珍しくありません。この二年間の間でも、若者の問題は深刻化の一途をたどっているようです。

どの自治体も若者施策を今こそ本気で考えなければ、日本の未来はないと思いました。

今回は若者相談窓口についてと実態をつかむためのアンケート調査、投票率のアップなどを質問しました。

こういう質問をすると必ず私の言っていることに対し、そんなことはないとか、自立ができてないんだなどと言われます。確かに普通に働いてきちんと稼いでいる人もたくさんいます。でも、若者のこの現状がただの豊かな若者とそうでない若者という格差の問題なのではなく、若者全体の貧困問題として取り組まなくてはいけないと私は考えています。

あまり前進するような答えは昭島市からはもらえませんでしたが、今年昭島市は市民意識調査を行うので、もしかしたら若者に特化した質問があるかも知れません。20代30代の方はアンケートがきたら必ず答えていただきたいなと思っています。

毎回質問をした後に一人反省会になるのですが、そんな時、都議の星さんに相談すると本当に元気になります。星さんは(私も含め)苦しんでる若者の味方です。
何より若い子の実態をわかっているし、私たちを決して何もわかっていないなんて馬鹿にしたりしません。毎回この質問は良かったのか、私は間違っているのか・・。と落ち込むのですが、間違ってないよとしっかり私を支えてくれます。だからなんて言われようと何回も議会で質問できるのです。出る杭を打つようなことをする大人じゃなく、生えてきた木を支えて一生懸命育てるような大人が必要なんだなぁとつくづく思うし、私もそうやって次の世代を支えていけたらなと思います。星さんに慰められながら、若者施策は負けずにまた質問します。