6月一般質問 不登校の児童生徒への支援について

7月3日に6月議会が終了いたしました。

今回、一般質問で取り組ませていただいたのは不登校の児童生徒への支援について、化学物質の害についての二点を質問しました。

2017年度の不登校の児童生徒の人数は14万4031人に上り、過去最多となっています。小学生は184人に1人、中学生は30人に1人の割合です。そして学校に行くことが辛いという思いを抱えながらなんとか登校してる不登校予備軍の生徒がいます。不登校、不登校予備軍と合わせると全国で44万人。衝撃的な数です。
シンポジウム参加で当事者の声が聞けたこと、お子さんが不登校の親御さんからの相談などを受けて、不登校の児童生徒への支援の質問とともに、その当事者を支える人への支援も同時に行っていかなくてはいけないと実感しました。支える人もとても悩み苦しまれている。そういう思いを話をお聞きする中や、シンポジウムでの質問コーナーなどでひしひしと感じました。今回はこの二つの視点から質問を行いました。一点目は現状やこれかの支援体制について質問をし、小学校六年生から中学校へ上がる際の連絡体制や見守りの強化、支援団体との連携、支援団体ガイドブックの作成や地域の居場所や学校内の居場所づくりを積極的にしていくことなどを訴えました。

昭島市の不登校児童生徒の数は小学校35人、中学校80人。昨年一年で新たに不登校になった人数は61人。昭島市としても不登校の児童生徒に対して支援を行う人たちがチームを組んで役割分担をしっかり行い、様々な団体とつながりながら本人の思いを一番に考え寄り添って支援することに取り組まれていることが答弁で明らかになりました。

答弁などを見直していてやはり気になったのは、不登校の要因について市側の答弁では、要因が家庭であると断言していたことです。もちろん、家庭の環境も起因していることは私も理解してはいますが、あくまでも理由の一つであり、いじめや教師との関係ということが答弁の中で出てこなかったことは、不登校課題を真正面からきちんととらえているのだろうかと疑問を感じました。
こどもたちから「担任は運」という話をよく聞きます。子どもたちにとって、担任と馬が合わない状況で一年間登校するということは本当につらいことなのだなと実感しています。そして、教師から心を傷つけられることもある。そのために今後副担任性へとなっていくのだと思っていますが、学校側が子どもたちの声を嘘偽りなくきちんと聴いていこうとしないと、そして自分のたちの課題にきちんと向き合い取り組まないと、問題の解決には程遠いのではないかと思っています。今一度学校教育の在り方について見直す岐路に立っているのではないかと思っています。

また、不登校の児童生徒とともにしっかりとサポートをしていかなくはいけないのは保護者の方達だと思います。一般質問でも訴えましたが、焦らない、せかさない、その子を見守り、待つということが本当に保護者の方にとってはつらい時間だと思います。一人で抱え込まないようにするために、昭島市内で活動してくださっている親の会の方がたと連携をとっていくことやガイドブックで情報を提供し少しでも保護者の方がうちの子はこれでいいんだ!と思って希望をもって生活できるようにしてほしいという思いで質問を行いました。まだまだ、保護者の方たちへの支援というところに対して必要性をあまり感じていないのではないかなと思うような答弁であったので、引き続き不登校支援、保護者の方への支援については質問を行っていきます。